面接ではコミュ障に注目しろ。
「人物重視の採用」とかいう言葉が、求人界隈では蔓延っていますが、
今日はこれがいかに信用ならない言葉なのか、最近思い知らされています。
そもそも人間って、思っている以上にいろんなバイアスに支配されていて、
正しく人を評価なんてできるわけなくて、
でも、
「一目見たら人間性が大体わかる」という思い込みにさらされています。
色々バイアスとか思い込みとかについては調べてもらうとして、
とにかく、思っている以上にあなたは人を見る目がないというわけです。
とあるデータでは、面接では、
「外向性」や「情緒安定性」が高い人が評価されやすくて、
「誠実性」や「知的能力」は評価されにくいという結果が出ています。
そりゃあそうですよね。
ハキハキと、目を見て、いいことばっかり話す人って、そりゃあ好印象です。
こういう能力は重要な一方で、これだけで判断してしまう世界は、
突き詰めていけば詐欺師を肯定していることになるでしょう。
で、寡黙だけど、知的で誠実な人は、難しいことを少しだけ喋って、人事担当者に理解されず落とされる、というわけです。
本当は採用したら活躍したかもしれないのに。
コミュ障ってのは概して過小評価されがちです。
コミュ強は過大評価されています。
つまり、コミュ障は家庭的なブスで、コミュ強は家事のできない美人です。
何が言いたいかというと、
コミュ障は多くの企業に過小評価されているので、余っているけど、実は優秀だってりする。
だから、狙い目ですよーっていう話です。