「若い子が欲しい」と「体育会系がいい」に共通する思考
「年齢が高いと、ウチのやり方に反発したりするからねぇ」
なんてことを、人事担当者によく言われます。
だからせめて35歳以下を採用したいと。
なるほど。
あとこれもたまに言われます。
「根性あるし、体育会系の子を採用したい」
なるほど。
僕にはこのように聞こえてなりません。
「意見を言わずに、従順に従う奴隷が欲しい。」と。
まぁ気持ちはわかりますよ。
でもね。
ちょっと古いですが、
数ヶ月前、一回のタックルでメディアを賑わした若者がいました。
ボール持ってない選手にタックルするって、下手すれば一生アメフトできなくなる怪我を負ってもおかしくないし、死んでも不思議ではない。
つまりは犯罪行為です。
それを「体育会系だから仕方ないよねー。むしろ真面目な子やん」みたいなこと世論の雰囲気でしたが。
僕から言わせれば、あり得ない。
人に言われたから犯罪をする。
ってどう考えても、判断能力の欠如です。
そんな状況が、
そうなってしまうような教育が、
体育会系という免罪符の元まかり通っているというのは、
非常にまずい。
「犯罪だから、指示されてもやりません」
と、自分の意思を持って行動する人の方が100万倍優秀なはず。
その「反発」とやらは、新しい気づきがあったり、議論を深めることができたり、
生産性を高めるための材料になるはずです。
なのに、反発する奴はいらないっていうのは、どう考えても健全ではない。
体育会系マネジメントは、
マネジメント能力がなくてもできる、
初心者向けマネジメントだ。
そんなことを誰かが言ってました。
(誰だったかは忘れた)
単純に上から押さえつけるマネジメントに逃げるのではなく、もう一度、組織というものに向き合う時期に来てるのかもしれないですね。
最近ではティール組織なんてものも流行ってますが、
その話はまたの機会に‥。