リクルーテックな時代、人々は幸せになれるのか?
毎日のように新しいものが生まれてますね。
いまは、話題のメインストリームはindeedとGoogle for jobsですかね。
とにかくユーザーが、仕事を探しやすい方向に行ってます。
まぁでもこれ、僕は便利になっていいなぁと思う一方で、仕事探しリテラシーが下がるんじゃないかなぁと思っています。
とにかく、休みとか給料とか福利厚生とか、
好きな条件に合致した仕事だけに、
いかに効率よく、スピーディにたどり着けるかという方向に、サービスが進化しているわけですが、
これを突き詰めていけば、全員が9時5時の事務職に殺到する世界になりませんかね?
あるいは、超大手に殺到する世の中に。
要は、ユーザーは、自分の視野の中にある仕事にだけ、効率よくたどり着けるから、それ以外の仕事にそもそも気づかない。
それはそれでいいのかもしれませんが、果たしてどれだけの情報をユーザーが持っているかという話です。
ぼくはこういう仕事をしているから、普通の人より多分多くの仕事を知っています。
これだけの情報を昔から知っていれば、たぶん違う仕事選びをしていただろうなぁと思います。
しかし、昔は、スーツを着る仕事は事務と営業と公務員しかないと思ってました。
多分ここまでではないものの、そんなもんじゃないですかね。
つまり、多くの仕事を知り視野を広げるという作業をしないまま、
低いリテラシーのままで、自分の視野の中で、
めちゃめちゃ効率的に仕事を見つけられる。
これは、いい状態なのか?
という話です。
昔、13歳のハローワークという本がありましたが、
いま、20歳のハローワークとなる本があって、
リテラシーを提供するべきじゃないかなぁ
なんて思っています。