AI vs メールが読めない社会人
AI vs 教科書が読めない子供たち
というタイトルの本がありまして‥
読む前は、
「また、近頃の子供をいじりたおす本か‥」
と、半ば呆れ気味でした。
しかし冒頭の文書で、
「教育制度はずっと変わってないから、子供がダメってことは大人もダメ」
というようなことが書いてあって、
あ、これは一線を画すぞ。
と思ったわけです。
書いてあることを思いっきりざっくりまとめると、
詰め込み暗記教育のせいで、読解力がない奴が多すぎる。
ということに加えて
これって劣化AI じゃね?
ということでした。
読解力がない大人が多いというのは、全面的に同意です。
ビジネスの場で、メールを読まない奴が多すぎること。話を全然わかっていないのに、わかったふりをする人が多いこと。
僕はひしひしと感じています。
こういうことを言うと、
「伝え方が悪い、書き方が悪い」
と、発信側の責任を問う反論が予想できます。
まぁ、それは一理あります。
当然、発信する側は、できるだけわかりやすくすると言う意識を持つことが欠かせません。
でも、本当にそれだけの問題ですか?
と思うわけです。
理解できないことを、相手が悪い、と言うことは簡単ですが、
受け取ること、読み解くことを放棄して、責任をなすりつけてませんか?
と、僕は思います。
言葉の意味を理解することはAI にはできません。
彼らは数学しかできませんから。
アレクサもSiriも、ものすごいデータ量の中でそれっぽい反応を統計的に絞り出しているだけで、
意味がわかっていないまま、ステレオタイプな反応をしているだけです。
大多数の人間と一緒です。
AI に淘汰されない、とか言う話はアホっぽいのであんまり好きじゃないのですが、
AI にはできない、意味を理解する力の重要性を改めて感じます。
人のせいにしてないで、理解する気持ちを持とうね!
という話でした。